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はるさんの日記。

初心者です。

博士課程受難の時代だからこそ。ビジネスフレームワークを使って学振出願を考えてみる。 (後編)

こんばんは。はるさんです。

 

最近は、東京も暖かくなってきていい時期ですね。

花粉症の人には大変な季節ですが、

沢山のお花が咲きだして、

華やかなおしゃれもしやすくって、とても好きな季節です。

 

大雪の日に、出産予定日を大幅に遅れてやっと生まれてきたので、

はる、という名前をつけていただきました。

 

とても覚えていただきやすくて、感謝しています。

 

 

 

 

さて、先日から、

薬学系の研究室で普通に実験していた中、数学の楽しさに芽生え、

M1で転向を決意し、
幾何学学振特別研究員(DC1)を取ったという話を書いています。

これまでには、

 

  • 異分野転向のときの勉強法
  • 異分野転向のときの学振申請のコツ
  • あと、1記事目でバズって浮かれている様子少々

 

について書いていて、今回は、学振申請のコツの後編です。

学振については後輩さんより要望がありまして。。。)

今回初めてご覧になる方は、

ぜひこちらの記事をご覧くださいませ。

 

haru-negami.hatenablog.com

 

haru-negami.hatenablog.com

 

また、こんなことが気になる〜ということがあれば、

ぜひぜひ教えて下さいね!^^

 

さて、今回は、

【ビジネスフレームワークを使った学振出願の戦略】

について書いてみます。

 

 

 

アカデミックの人には、

 

【ビジネスのフレームワークも役に立ちそう!】

と思っていただけたら嬉しいですし

 

学生さんには、

 

【研究の経験が就職後も生きるんだな!】

 

と実感と自信を持っていただけたら、とても嬉しいです。

 

 

 

さて前回は

についてお話しをしました。

 

今回は、前回のお話を踏まえて、

  • 具体的な打ち手の考え方

について、重点的に書いていこうと思います。

 

 

 

 

さて、前回の繰り返しになりますが、基本的には、
3C分析の考え方を元に、自社、競合、市場の調査をするというのが方針です。

 

その際に主に次のような点について考えていきます。

  1. 自身の能力・業績の把握:業績内容、文章の構成力、研究提案
  2. 他の学生の能力・業績の推定:上記と同じ。(ただし推定しか出来ない。)
  3. 審査員のバックグラウンドの推定:専門領域、審査員の指向性、今後のビジョンなど 

また、

 a) 自分の力で改善できること

 b) 自分の力で(すぐに)改善できないこと

 

に分けて、自分の力で改善できることは、本や添削を受けて改善し、

改善できない点は、領域を変えることによって

相対的な自身の強み・価値を高める必要があります。

 

前回の記事がこんなに短くまとまってショック・・・。(゜o゜;

 

 

さて、ところで、 a と b の分類は、

実は出願からどれくらい前の段階にあるか、で変わります。

 

出願からより早い段階で準備をしていれば、b の部分は少なくなり、

できるだけ自分の要望に沿ったところに出願できる可能性が高くなります。

 

早いうちから業績を積む、というのはこれに該当しますね。

 

よく、学振はいい研究室に行ったほうが有利、と言われますが、

やはり早い段階から準備が出来ることの効果がとても大きいですよね。

 

(評価の際の業績の重みが、全体の1/3ですからね。。。)

 

 

また、話はちょっと逸れますが、

審査員のバックグラウンド、その分野の今後のビジョンについて

指導教官の方が熟知されていて、

添削の際に取り入れてもらいやすいという背景もあるのではないかと考えます。

 

異分野に出願する際には、

他分野の動向について、基本的にはご自身で調べることになると思います。

そもそも、新しい分野を切り開いていくのは若手なのだから、

自分で責任持ってチャレンジしたいじゃないですか!!!ね。(人´∀`*)

 

 

さて。

 

ここで話は戻って、

 

学振の書類提出で悩んでいるたかしくんは、現在、


時刻 t = 出願締切の1ヶ月前

にいると仮定します。(危険ですねー。ほぼ締切直前ですねー。)

 

 

この時、彼にとって自分の力ですぐに改善できないことはなんでしょうか?

そうです。

 

競合他社(者)の能力と、市場の動向、すなわち、

他の学生さんの能力と、提出候補の分野の先生方のバックグラウンド、

 

あと、自分の業績

 

です。もう書類に専念したほうがいい時期ですからね、時刻 t は。

 

文章の構成能力 → 頑張れ!ビシィ!最高のレベルまで高めろ!ビシィ

研究提案 → 先生たちと相談して、誰よりも素晴らしく練り上げろ!ビシィ!

 

ということで、こちらは、より素晴らしい名著がありますので

読者の練習問題とします。(時折はさむ数学ネタ。)

 

 

そこでまず、業績についてですが、

実は分野によってかなりまちまちであることが分かります。

たとえば、卒論のある学部とない学部がありますよね?

 

やはり、学部生でも論文が書ける領域と、

学部生にはなかなか論文が書けない領域が、確実に存在します。

 

そしてここに、ひとつの着目ポイントがあります。

各領域のトップクラスの同期とくらべて、

自身の論文数や研究内容のインパクトを比較して、

自分の業績の相対的な価値を推定します。

 

自分が最も評価されやすい領域はどこか、調べて考えるのです。

 

 

 

続いて、各領域の先生方の指向性についてです。

これは特に、領域を選ぶときだけでなく、

 

【研究提案内容をどう書くか】

 

ということとも大きく絡んできます。

 

 

 

想像してみてください。

 

 

 

 

文学部の教授に、

 

たかし「

テキストマイニング手法を用いて、

美しい文章とは何か、

解明したいんです!!!

近年、形態素解析を用いた分析手法が注目され云々…

 

 

と熱く語った時の顔を・・・。

 

 

 

・・・。すっごーく、渋そう。。。(´・ω・`)

 

 

もしかしたら乗ってくれるかもしれないけど、

その場合はとてもいい先生だからぜひ仲良くしたほうがいいでしょう。

 

 

つまり、その領域の先生方にとって

面白いと思ってもらえそうかどうか

という調査を行う必要があるということです。

 

 

これも正確に書き始めると長くなるけれども、

とにかく様々な分野の先生方とお会いして

反応を見てみる、というのも1つの方法だろうと思います。

 

 

ちなみに、たかしくんではなくハルさんの場合は、

生物系の先生方の多くは、

恐らくコンピューターシミュレーションにいい反応を示さないだろうし、

他方数学系の先生方は、数学を創薬に応用した研究に

興味を示すだろうと考えました。

 

また、密かに数学の領域で注目されていた論文を元に研究提案を書きました。

 

 

 

最後に、その領域の今後の展望についてです。

これは特に、領域を選ぶときだけでなく、

 

【今後どういう研究者になりたいかという自己アピール】

 

とも大きく絡んできます。

(そういうのを書いたりもするし評価の対象になる。)

 

 

近年では産学連携を押し出す領域も多いですが、

研究領域全体として、今後どういった方向の人材が欲しいと思っているのか

よく聞いて、調べて、それに合わせていけるように文章を書くのです。

 

私がどんな自己アピールを書いたのかは

ちょっと控えめな女性なので控えるのですが

(こんなにブログ書いている時点で控えめでもなんでもないけど。)

今後の展望に合わせて、研究提案や自己PR文を練りこんでいきました。

 

 

 

基本的には、数学に出願するといった時には先生に

 

「数学科は超優秀な学生しかいないから難しいだろう。」

 

と言われていたのですが、

 

「業績も少ないしどうせダメ元なので取り敢えずお願いします!!」

 

と、訳の分からない説得をして出願しました。

実際、運の要素もかなりあったのだろうと思います。。。

 

でもとりあえず、自身が出願する際には

大体上のようなことを考えて書きました。

 

採用になったときは自分が一番驚いた・・・。

学校近くの緑道にいて、チェックして、

驚いて、声が出なかった。。。

 

 

でも、学振を頂いて、研究費を頂いて

様々な本やソフトをたくさん購入して、

安心して研究に励むことが出来ました。

本当にありがたかったです。

 

 

そんな時期があったな、と、しみじみ。

 

 

 

 

今回は敢えて、ビジネスのフレームワークを使って

学振の書類出願の戦略を書いてみましたが

こちらが、様々な学生さんにとって励みになりましたら

また、参考になりましたら、幸いです。

 

 

長々とお付き合い下さりありがとうございました!
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。