はるさんの日記。

初心者です。

あなたの街でも数学カフェを開いてみませんか?〜数学カフェ開催の tips 〜

先日、数学カフェ 確率・統計・機械学習回を開催し、なんと117名の方に来ていただきました!

数学カフェとは、

  • 誰でも気軽に、深く数学を学べるようにしたい
  • 様々な分野の人と数学を軸にして交流し、創造的な活動が出来るようにしたい
  • 数学者が、専門外の人に伝えることが出来る場になるようにしたい

という理念のもと、およそ月1で開催しているイベントで、 各分野の専門家や愛好者を講師にお呼びし、 たとえば素数だけで6時間話し通したりするというものです。 (文系の方や、1歳半の赤ちゃんのご参加もありましたね!)

前回の活動報告はこちら:

mathcafe-japan.hatenadiary.com

参加者の方から、なんと、

「自分の街でも数学カフェを実施したいのでテンプレを教えてください!」

と言っていただきました! 嬉しいです!ありがとうございます!!!!

以前にも、勉強会を継続するためのtipsという記事を書きました。

haru-negami.hatenablog.com

今回はそちらに書いていない項目について書いていこうと思います。 と言っても私も色々試行錯誤中ですが…。

それでは、どうぞお付き合いくださいませ。

目次

宣伝の仕方

宣伝媒体についての考察

不完全なところもありますが、告知の際の検討事項を昔ざっくりまとめました。こちらを御覧ください。

www.slideshare.net

告知文の書き方

告知文は毎回、講師の方にほぼお任せしていますが、一応少しだけ気をつけていることがあります。 (気にしない時もあります。突っ走ると面白いと思ってくれる人が集まる時がある。)

  • 対象者を明らかにすること
  • その対象者は何を魅力的だと思うのか考え、明示すること
  • 要点を強調すること

たとえば前回の数学カフェでは、こちらのサイトに掲載されている通りになりました。

connpass.com

文章のボリュームがあったので、対象者と要点にアンダーラインを引き、目に留まりやすくしました。 (この要点の部分は、事前に何を特に伝えたいか話し合って決めた箇所でもあり、事前の打ち合わせが大事だと思います。)

ちなみに、このconnpassという告知サイトは

  • SNS機能もあり
  • エンジニアの方に多く使われており

なかなか重宝しています。

良い講師の方の探し方

私が一番大事にしているのは、良い講師の方に来ていただくことです。いい人を見つけたら、直ちに声を掛けます。(言い方w) もちろん、周りの方々からのご推薦を頂くのはとってもいい方法です!

加えて、私が思ういい先生の選び方は、(当然ながら?!その分野について深い見識のある方ではありますが)何より、優しい人です。聞く人の目線に立って考えられる人。他人のこと、他分野の人のことを簡単に見下さない人。 特に、数学を学んでいない人にも来ていただきたいので、必須です。 一緒にお仕事をさせて頂く中で、いつも多方面から様々な学びを得ています。

あと、まだまだ不勉強なのですが、いい講師の方に来ていただくために、ほんの入り口でしかなくても、自分もその分野を勉強することを心がけています。深く学びたいのです!!!という思いを行動で伝えるようにしていますし、構成を考える上でもとても役に立つと思います。

素晴らしい講師の皆様に支えられて、数学カフェを開くことができています。ありがとうございます!

簡単ではありますが、以上です。お役に立てば幸いです。 読んでくださりありがとうございました!また思いつくことがあればまとめてみます。

勉強会を継続するための tips

こんにちは。はるさんです。

色々切羽詰まっています。

 

切羽詰まっているときは掃除が捗ると言いますが、

仕事の仕方について振り返ろうということで、

勉強会継続ためのコツをまとめてみました。


今まで、1年半ほど数学カフェなる勉強会を開いていまして、

これまで16回開催し、

最近だと大体70名くらいの規模になってきました。

数学カフェのfacebookページ:

https://www.facebook.com/mathcafejapan/

 

どれぐらいの人数が望ましいかは色々な考えがありますが、

数学カフェの場合は

1日かけて、数学の一分野の概観をつかむことを目標にして

その分野を専門に研究されている方を講師にお呼びしています。

いい講師の方をコンスタントにお呼びするためにも、

これくらいの規模がちょうどいいのかなぁと思っている次第です。

 

 

継続のために必要なことの全体像としては以下のような感じ。

 

f:id:haru_negami:20161011151205p:plain

 




主催者の負担を極限まで下げながら

継続的にメンバーを集めることができれば、

勉強会は継続できるのかなと。

 

(ただ、継続は目的ではなくて手段であって、

あくまで自分にとって意味のあるものであるという前提がありますが。)

 

それぞれ個別に、今大事だなぁと思うことをまとめます。

 

主催者負担が小さい

負担大きいと続かないし、本業を圧迫していては本末転倒です。。

というわけで、

今、開催にかかる時間を少なくするべく頑張っています。

こんな風にして減らせるのではないかなぁというコツをまとめてみます。

 

 

テンプレートの作成

 

できるだけ同じ作業はテンプレを作って、

作業の重複がないようにします。

テンプレとは、文面のテンプレートだけではなく、

開催の方法なども含みます。

このテンプレは、適宜良いものが見つかり次第、改善します。

 

オブジェクト指向プログラミングを学んだ方はイメージしやすいかも。)

 

どんなところをテンプレ化したら良いか、書いてみます。

 

1. 開催方法

  • 会場は同じところにする
  • 基本的なタイムテーブルを同じにする
  • 呼びかけツールを統一する
  • 開催スケジュールを統一する(毎月◯日に告知、など。)
  • 準備のときに必要な項目・物品・todoをまとめておく
  • 参加者の行動・性格パターンを理解する(笑)

 

マンネリ化する恐れもありますが、

その分学ぶ中身の工夫に集中できます!

同じところを利用していると信頼関係も築けますし、安心です。

 

 

最後の、参加者の行動・性格パターンは半分冗談もあるけれど(笑)

でも半分はかなり真剣です。

 

◯◯さんは早めに前もって連絡をしたほうがいいな、

何時頃だったらすぐにレスポンスが来るかな、

facebook で連絡するより twitter の方が返事が早いな、


などの傾向が掴めていると、スケジュールも無理なく進められますし、

精神衛生上楽ですし、精神衛生上楽です。

返事を待つ間は頭のなかにも残っちゃいますしね。

 

 

2. 案内文

  • 活動内容紹介文(講師の依頼などの説明に)
  • 告知文の内容
  • 活動報告

 

後輩の方に伝える場合には、このテンプレを伝えるようにすると楽かも。

こまめにまとめると、良いことあるんですね。

 

 

打ち合わせツール確保

人との打ち合わせもなかなかタイムラグや負担が発生するところなので

これもいいツールを使えるといいですよね。

数学カフェでは今、Slackを活用しております。

 

Slackは、項目ごとに話し合いが出来る場所(チャネル)を作ることができたり、

ファイルのシェアや、ビデオチャットなどができたりするツールです。

 

詳細はここが詳しいかな。

 

seleck.cc

 

毎回どんな項目が必要か決まっているので、

作成するチャネルとその説明文もテンプレ化しています。

たとえば、

 

#PR

#contents

#schedule

#todo

 

など。

使いこなすととっても便利なので手放せません・・・!

 

講義に集中できる環境

自分が運営する側になると、当日はバタバタして話が聞けない・・・

なんてことがあったりします。

これって相当なモチベーションダウンです・・・。

ということで、当日運営の人が勉強に集中できる仕組みを作ることが

とっても大事だと考えました。

 

最近は、受付完了した人に名札(ネームシール)を配り、

遅れてきた人には休み時間に受付をしてもらうことに。

講義中には気を逸らさないように工夫しています。

 

あと、その後の二次会をする場合、

参加人数の変動は金額的にも大きなリスクで、

講義中も気が休まらなかったりします。

(2回、結構たいへんな気持ちになった。)

 

急な変更にも対応していただけるところ

を探して、常連さんになるのがよいと思います。

 

 

メンバーが集まる

 

一般的にメンバーが集まるために必要なのは、

内容について関心があり、満足できること。

人が集まるのが勉強会をする上では一番大事ですよね。

 

基本的には、相手が持つ希望をよく理解するように努めて、

この勉強会でそれが達成されることを実感してもらうのが大事だと思います。

 

この項目については、

会の性質にも大きく依存すると思うので、少しだけ。

 

数学カフェの場合についてはまた別の機会に詳しく書こうと思います。

 

運営協力者

 

一緒に運営をして頂く場合、

よくコミュニケーションを取ることがとても大事ですよね。

人間関係が原因で空中分解してしまう話、

たまに聞きます。

 

こういう人間関係であるべき、というのはなくて、

それぞれ、気が合う人同士で集まればよいと思うけれど、

会についてどんな期待をしているのか、

互いにどんな要望があるのか、

気分良く話し合える環境づくりがとても大事だと感じます。

 

みんなそれぞれ得意分野があると思うので、

組み合わせて、力を発揮できたらいいなぁと思っています。

 

 

その他、運営をすることでどんな経験が出来るのか、

自分自身でも一度言語化すると、

協力をお願いするときにお願いしやすいかもしれません。

 

 

継続参加者

継続参加者を増やすためには、会の満足度を上げることが大切です。

このためには、事前の期待と、経験後のマイナスなギャップがないこと、

期待を上回る楽しさや収穫があることが大事ですね。

 

事前の期待とのミスマッチを避けるためは、

告知を丁寧に考えることが大事ですね。

  • どんな前提知識が必要なのか
  • 雰囲気やレベルを適切に伝えられているか

 などを押さえておくとよいでしょうか。

 

期待を上回る楽しさについては、

  • 内容的に得るものが大きい
  • 参加者同士、出会えてよかったなと思えること、

などなど、色んなポイントがあります。

この辺については更に長くなるので、またの機会に。

 

ちなみに数学カフェは、度々聴衆置いてきぼりになることもあると思うのですが、

1日で理解できることは広い分野のなかのほんのわずかですし、

だからこそ、この機会に『もっと勉強したい!!!!』という想いが湧くような

勉強会にしたいという思いを伝えるようにしています。

 

新規参加者

新規参加者を増やすためにはどうしたら良いのだろう?

そもそもそれは必要なのか?

勉強会の目的や内容によりますよね。

一冊の本を通読するような勉強会の場合は、

新規参加者がいても、キャッチアップ出来なくて困るかも知れません。

 

新規参加者が必要である場合としては、

  • オムニバス形式の勉強会
  • 後輩さんたちに引き継いでほしいような勉強会

が挙げられます。

 

 

他分野を幅広く学びたい勉強会の場合、

ひとつの回に興味があっても別の回には興味が無いかもしれない。

 

方法としては、既に来てくださっている方に満足していただくとか、

あるいは、『この話聞きたい!!!』と思ってもらえるような告知文をつくるとか。

 

これもまた、別の機会に話したいなぁと思います。

 

 

そんな感じで、ちょっと尻切れトンボで恐縮ですが、

今工夫していることをまとめてみました。

 

やりくり、がんばるぞい。

 

ワークショップの設計について

こんばんは。はるさんです。

 

先ほど後輩さんより、ワークショップのデザインを手伝って欲しい、

と言われて、少しだけ相談に乗りました。

 

(最近は色々忙しく、電話で短時間とかならお手伝いできるという感じで、

諸々参加できていないものについては本当に申し訳なく…。)

 

自分自身考えながら、なるほど、と思うことが多かったので、

その際に考えた内容をメモしておきたく、

こちらのブログに記録します。

 

まず、簡単なまとめです。

 

1. 会のビジョンを策定する

2. 参加者の背景を把握する

3. 想定されるトラブルとその解決策を考える

4. アウトプットの方法を決定する

5. (誘導)設問の設計し、想定質問と解答を用意する

6. ファシリテーションのコツを考える

 

 

 

 

さて、内容に移ります。

まず、ワークショップとは。

Wikipediaによりますと、

ワークショップは、学び創造問題解決トレーニングの手法である。参加者が自発的に作業や発言をおこなえる環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる司会進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして運営される形態がポピュラーとなっている。 

 とのこと。

 

 

今回は、STeLA Leadership Forum

www.stela-global.org

のワークショップの設計のお手伝いをしました。

 

STeLA Leadership Forum とは、

日本、アメリカ、中国、ヨーロッパから理工系の学生が集まり、

一週間のワークショップを通じて

コミュニケーションやリーダーシップを学ぼう、

といった趣旨によって、毎年開催されています。

 

私も過去に参加し、とてもよい経験をさせていただきました。*1

 

 

特にワークショップを通じて考えるべきことは主に2点。

 

1. コンテンツ

2. ファシリテーションの方法

 

です。

コンテンツとは、グループで取り組む課題のことを指します。

 

 

今回STeLAで扱うテーマはネタバレになってしまうので、

実際の課題と変えて話しますと、

たとえば、

 

『数学を楽しむ人達が交流する場を作りたい。

そのビジョンをどのようなものにしたらよいか?』

 

 

というようなもの。

 

これを、1チームにつき8人の参加者+1人のファシリテータ、全5チームによって、

4時間の間に、

ディスカッション、プレゼンテーション作成、発表会

を実施します。

 

 

 

1. コンテンツを考えるに際して考慮すべきこと

 

これは、主に次のようなことが考えられるでしょうか。

 

a. 会のビジョン

b. 参加者の背景

c. 想定されるトラブルとその解決策

d. アウトプットの方法

e. 設問の設計

 

(メモ的に使っているので、気づいたら追記します。)

 

 

a. 会のビジョンについて

 

会のビジョンはとても大切ですね。

たとえば企業の採用なら、社内で活躍してくれそうな人材を発掘することが目的だし、

ではどんな学生を採用したいか、よくよく事前に明らかにすることが重要です。

 

将来待ち受ける様々なシーンを想定しながら、

会のビジョンを作り上げていく必要があります。

 

たとえば、シン・ゴジラ東京湾に上陸した際にも

迅速に解決策を導く人材を育てたいならば、

批判を物ともせずに

スピード感を持って未知の課題に取り組み

ご決断ができるようトレーニングをすることが重要でしょうし、

 

江戸幕府で平和に物事を進められる人材を育てたいならば、

参勤交代に対する耐性の強さを養うべきです。

 

 

STeLAの場合は、参加する学生さんたちにリーダーシップを学んでもらうこと。

 

リーダーシップとは何か?

国際的なチームで成果を挙げるとはどういうことか?

 

こちらを、チームで考えながら、

ワークショップのゴールを考えます。

 

 

 

b. 参加者の背景

 

参加者の背景は、たとえば、

その課題に対する前提知識のレベル感、

参加者のレベルのばらつき具合、

性格、

などなどでしょうか。

あとでもう少し詳細に書きます。

 

c. 想定されるトラブルとその解決策

 

これは、設問をどのように設計したら良いか、

どのようにヘルプを出したら良いか、

などとも絡んでくるのでとても重要です。

 

トラブルがあったとしても、

皆で乗り越えられれば主催者側の勉強になりますが、

参加者の満足度は下がりますね。

 

いくつか、想定されるトラブルと解決策の例を列挙してみます。

(トラブルと捉えるべきか否かは状況に依りますが。)

 

c-1. メンバーの一部の人の独断で話が進む

 

→役割分担ができるような量の課題を課す

ファシリテーターが発言していない人に意見を言うよう促す

→全員が発言するようレクチャーを行う(後述)

→(押しが強い人材を育てたいなら)そのままにする

→時々リフレクションの時間を取り、メンバー同士いい点や改善の要望などを伝える

 

 

c-2. 課題のボリュームが多すぎてアウトプットがほとんど出せない

 

→事前課題を作る

→課題に関するレクチャーを行い、基礎的な情報を提供する

→プレゼン作成のレクチャーを行う

→会の半ばで状況を確認し、適宜介入の度合いをチェックする

→複数の設問(誘導)を用意し、最低限のアウトプットは出せるようにする

→スケジュールは余裕を持って立てる

 

 

c-3. チームのレベルにばらつきが出来、あるチームの満足度が極端に低い

 

→チームごとに少しずつ課題を変えて、どのチームからも新しい学びを得られるようにする

ファシリテーター同士で各チームの状況をシェアして、適宜バックアップをする

 

 

他にも様々な課題があると思いますので、

こちらも、思いつき次第適宜追加します。

 

d. アウトプットの方法

 

数日に及ぶワークショップならば手のこんだプレゼンを行っても良いですし、

数十分程度なら口頭、あるいはホワイトボードなどの形になるでしょうか。

 

上記の c-2 の問題があるので、

最低限提示するべきもののイメージを

ある程度見せておいたほうが親切かもしれません。

スパルタなものなら別に必要ないかもしれませんが…。。。

 

ちなみに、筆者が経験したうちで最高にタフな試験だと、

 

英語40ページ超(60ページくらいだったかもしれない。)の資料が渡されて、

1時間以内に資料を読み込み市場分析を行ってスライド作成を完了させ、

その後10分のプレゼン(英語)+10分の質疑応答(英語)

なんていうものもありました。

 

聞いたところによると、

敢えてボリューミーな課題を出して、

ハイレベルな人も十分に測定できるようにしているとのこと。

これによってわかることは、

 

・コアとなる設問は何か短時間で把握する力

・その情報はどこに掲載されているかクイックにサーチする力、

・仕事の段取りを素早く立てる力、

・ハイプレッシャーな中で集中して課題をこなせる力

・(あと)パワポのスキル

 

などが測定されるそうです。

 

 

e. 設問の設計

 

上記を加味した上で、設問を設計します。

 

テーマの問に答えるために何が必要か?

ということをブレイクダウンして考えていきます。

 

今回の場合は

 

 『数学を楽しむ人達が交流する場を作りたい。

  そのビジョンをどのようなものにしたらよいか?』

 

というような問いでした。

これを問うときに、どのように誘導設問を作ったら良いか?

と考えてみます。

 

まず、交流する場を作る、という前提がある。

(交流する場は必要ないのでは?という議論はしない。)

 

その上で、

 

・数学を楽しむ人達はどんな人達であるか?

・彼らはどんなときに参加のモチベーションを感じるだろうか?

・彼らが抱えている問題意識とは何か?

・交流方法はどのようなものがあるか?

 

などを考えていくと良いように思います。

 

参加者の背景を踏まえ、

どのような誘導設問を設定するかを考えます。

 

誘導をしない場合でも、

このことについて考えておけば、

メンバーが議論に詰まった時も方向性を示せるので、

この部分はとても大切なパートだと思いました。

 

参加者の背景はどのようにして把握したら良いのでしょうか?

 

・事前のアンケートによってバックグラウンドを判断する

・募集時点で試験を行い、参加者の必要なスキルレベルを一定以上にする

 

などが考えられます。

 

 

 

2. ファシリテーションの方法

 

 

a. において、会のビジョンを考えました。

全員が協力することをよしとするならば、

それを引き出すための方法を考えます。

 

 

準備中においては、

 

・ワークショップの準備そのものをワークショップと捉え、トラブルシューティング作成に活かす

・課題を細かく分割し、個々の背景知識を十分に持っておく(分担ができる)

・ネガティブな意見の伝え方を知る

・ビジョンを踏まえた上で、よいファシリテーションの例を知る 

・得意そうな人に詳細をヒアリングして、事例を集める

 

実施中に関しては、

 

・各班の状況をシェアして、内容にばらつきが出来ないようにする

・対策をシェアする

・参加者の不安を和らげるため、定期的に全員に声をかける

・発言していない人に意識を払う

・発言しやすい空気を作るために、積極的に褒める

 

実施後に関しては、

 

・参加者のアンケートを取り、改善点を探る

・上手く回らなかった場合は、振り返りを行う

・上手く言った場合は、何が良かったのか考察する

 

などの工夫ができるでしょうか。

 

特に、今回細かい事例に対してブレストしていく中で見つけた面白いものが

次のようなこと。

 

グループ内に同じ性格の人が2人いると、

立ち位置を取り合ってうまくいかない場合があり、

その場合は双方に譲りあう意識づけを行ったり、

普段の立ち位置が取れない人に対して

肯定感を持ってもらえるようにする工夫をするという方法です。

 

 

こんな感じで、普段ファシリテーションがうまい人が

どのように意識して場を回しているのか、

言語化してみると意外にも多くのコツを発見できることがあります。

 

また、特に声かけの方法についてはコーチングの本がとても参考になりまして、

私の場合はこれが特に心に響きました:

(人生で初めて出会ったコーチングの本というバイアスもあるかも。)

 

 

目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか? (PHP文庫 は 46-1)

目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか? (PHP文庫 は 46-1)

 

 

 

こちらにもおすすめ本いくつか掲載されていますね。

www.nusacm.org

 

その他、カウンセリングの本も、相手の意見を引き出す参考になりました。

 

プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術

 

 

 

ところで、先ほど、全員が発言するようレクチャーを行う(後述)と書きました。

 

 

これは特にSTeLAの理念において大事なパートで、

 

・リーダーシップについて伝える

・グループでの作業における役割分担とその重要性について話す

・自分と違うものに挑戦してみるよう促す

 

などでしょうか。

 

採用基準、にリーダーシップについてのよい説明がありました。

採用基準

採用基準

 

 

 

 

ざっとメモ書きの様な感じで書いてしまいました。

何かの参考になれば幸いです。

また、今後も、適宜アップデートしていこうと思います。

 

*1:毎年4月頃に募集がありますので、ご興味ある学生さんはぜひ応募してください!!!

数学への分野転向の際に行った勉強のこと

最近周辺で、受験生時代の勉強方法についてまとめている人がちらほら見えて

どれもとても勉強になったので、私も釣られて書いてみようと思いました。

 

しかしながら生憎、他の皆さんの記事が素晴らしいので、
プラスαのバリューを出せそうなことは殆どなさそうだなと思いました。

 

何か他と違った視点で書けないかなーと思って思いついたのが

薬学から数学への転向の話です。

 

特に今夜は久しぶりに純粋数学の問題を自分で設定して解こうとしてもがいて、

転向した時の初心を思い出したので、

初心を更に思い出すために記録したいと思います。

 

まず簡単なまとめから。

 

仕事において、新しい分野の勉強をする際には

  • 難しすぎる教科書には手を出さない(適切なレベルから始める)
  • その道のエキスパートに基礎として何を学ぶべきか教えを請う
  • どのようにして仕事に活かすか、領域を慎重に選ぶ
  • 記録をつける
  • ともだちを作る!!!!

が重要なのではないかと思います、というお話しをします。

 

 

 

 

さて、私は修士まで薬学部→薬学系研究科におり、
その後博士課程から、応用数学に移りました。

(地味に幾何学でDC1も頂きました。

あまり貢献していないので言うのが恥ずかしいのですが。)

 

これに関して書けることは2つあると思っています。

 

1つ目は、大学数学ほぼ素人の状態から研究出来るようになるまでの勉強法

2つ目は、異分野への転向の際の学振の出願方法

 

後者に関してもかなりのボリュームになりそうなので、

今回は一旦1つ目に的を絞って書いてみます。

 

ちなみに、学振の出願方法アップしました:

haru-negami.hatenablog.com

 

 

まずはじめに、分野の転向を考えたのは修士1年生の時でしたが

それまでどんな背景であったか書いてみます。

 

大学には生物選択で入学したのと(今は昔・・・)、

進振りでいい点を取りたかったことから

当然ながら物理、数学は簡単な方のクラスを選択しました。

 

もちろん、ε-δ論法なんてやっていません。

やったかもしれないけど、覚えていません。

多変数解析で言うところの面積の意味が全くわからず

悔し涙を流したことだけは覚えています。。

 

 

自分にとって幸いだったのは、私がそこそこ苦学生だったことで、

常に家庭教師のアルバイトをしていたことでした。

大学に入学してから受験の数学を見直すと様々な発見があり、

生徒さんが問題を解いている時間に、ひたすら、

様々な問題を様々な捉え方で見なおすことができました。

 

元々高校時代は数学が大好きだったのですが

このような生活を続けていく中で、

研究室で実験をしていても、

 

『これを説明するいい数理モデルはないか?』

 

と常に考え始めるようになりました。

 

その後様々な出来事があって(この間長いけど)

 

『これだけ数学が好きなら転向しよう!

将来これで野垂れ死んでも、きっと幸せだろう!』

 

と思えたために、数学への転向を決意したのです。

 

実際この頃は一日中数学の問題を解いては

楽しい、楽しい、と言い続けていました。

 

 

とは言っても、この時大学数学は殆どやったことがなく、

まず線形代数から復習か・・・ナ・・・?という状態でした。

(生物選択だったし、薬学部だったしね・・・。)

 

教科書を開く→わからない→わからない→辛い

 

という日々が続きました。

この段階で1つ学んだことがあります。それは、

 

『難しすぎる教科書には手を出さない。』

 

ということです。

はじめ、

 

数学をやるには集合論が必要だ!

集合論の名著は松坂先生の教科書だ!

と聞いて、名著『

 

集合・位相入門

集合・位相入門

 

 

』に手を伸ばしたのですが、

(地味に差し込むアフィリエイト?このブログの仕組みまだわかっていません。)

全く意味が分からず。

 

問題集を解きながらなら分かるかもしれない!

→手は動くが意味が全くわからない

→涙が出そうになる

→諦めようかナ

→でももう元には戻れない!

 

ということで、この時私はプライドを捨てて

ハルでも分かる集合論、ならぬ、

とにかく簡単な、図表が充実した教科書を複数読んで、

感覚を掴んできました。

 

 

しかしこの頃焦りが生まれてきました。

 

『このままでは時間が足りない・・・』

 

 

 

そこで私は、ある二番目の作戦を立てました。

 

 

『そうだ、人に聞こう。』

 

 

数学科の友達を増やすことにしました。

とは言え周りに殆ど数学科の知人はおらず。

 

そこで登場したのが、かの有名な結城浩先生です。

私の、数学ガールに関するつぶやきが妙にエッジが利いていたためか

結城先生のツイッターに捕捉されRTされるやいなや、

1時間で100人くらい数学系のフォロワーが増えてしまいました。

 

(それまでにも数学系のつぶやきをしていたのもありますが。。。)

 

 

『恐ろしい。』

 

 

今なら、身元がバレるの恐ろしい・・・そう思うのですが、

しかしこの頃の私はまだ若く、怖いものもありませんでした。

そこで、いまだ!と思い、Twitterで数学の家庭教師の募集をすることにしました。

 

 

そのようにしてよい数学の先生に出会い、

代数学複素解析などなど、基礎的な部分を非常に効率よく教えていただきました。

 

この時最も役に立ったのは、

『何を学ぶべきか』以上に、『どのように数学書を読むべきか』でした。

 

最初斎藤毅先生の線形代数の教科書

 

線形代数の世界―抽象数学の入り口 (大学数学の入門)

線形代数の世界―抽象数学の入り口 (大学数学の入門)

 

 


を開いた時には1ページ目から、

 

『左辺と右辺のxの意味がそれぞれ異なる・・・。』

『これは一体どういうことやねん!!!!!』

 

と止まったものでした・・・。(はぁぁぁ。懐かしい。。。)

 

数学書は、書き手の教育的配慮がふんだんに詰まっていて、

行間こそが、学びの宝庫であると思います。

そのことを教えていただけたのが、最大の収穫でした。

それ以降、著者との対話のような心持ちで読んでいました。

 

少し脱線しますが、一番好きな教科書は小平先生の解析入門です。

軽装版 解析入門〈1〉

軽装版 解析入門〈1〉

 

 

高校時代解析がよくわからなくって苦手だったのですが

この本でε-δ論法を学んで、好きになりました。

 

あぁ。。。ありありと蘇る思い出。。。

(じーん。)

(じーん。)

 

 

 

さて、ここで、次の現実という壁にあたります。

 

 

『研究テーマどうしよう。』

 

 

そうなんです。数学に転向したいと言っても、重要なのは研究テーマ。

そこで、自分の学んだ薬学に対して応用できる数学を探そう、

という戦略を取ることに決めました。

 

様々な人とお会いしてお話しを聞く中でとても面白いと思える論文を発見し、

その論文を読むために何が必要か、と逆算しながら

勉強をするようになりました。

 

一度はその論文を元にして修論の研究テーマの提案を行い、

実際には修士の間には研究出来なかったものの、

それが学振の研究提案の元となりました。

 

 

その間にも、

修士の間に在籍していた研究室で出来て、

かつ数学的な要素を含んだ研究は出来ないか探し、提案し、

なんとか、工学部の先生にご協力を頂きながら研究をして、修士課程を終えました。
(しかし残念ながら特許の関係で論文にできず・・・。)

 

そして、無事分野の転向を果たすのでした。

その後の話は、今現在進行形なのでまた改めて書こうと思います。

 

 

 

ちなみにこの分野転向の時期は母の病気の看病で

常に徹夜でふらふらしていまして、

授業も半分寝ながら聞いているような感じ。

 

1日1日、

【なんでこんなにちょっとしか進まないんだろう・・・】

と辛く思ってばかりでした。

 

そこで思ったことは、

 

『そうだ、ブログを書こう』

 

でした。

しんどいときでも必ず何か書くと決めたことで、

ほんの僅かでも勉強する習慣がついたと思います。

 

たとえば、

コンパイラが変わると動かなくなるのはなぜかわかった』

とか、そんな程度のことでも。

 

1日1日出来ることは本当にわずかでしたが、

あとで振り返ってみると、

問題集はボロボロになるくらい使い込まれていて、

1日のほんのちょっとの積み重ねでも、

1年経つと大きいんだなぁ〜と感慨深く思います。

 

ε も積もれば無視できない・・・。

 

このような経験が、辛い時の自分を支えてくれる糧になると思います。

 

 

 

そしてこの時期は毎日毎日数学と向き合って、

飲み会でも全く空気を読まず、常に数学の問題を解いていて、

(というか周りを巻き込んで数学大会にして笑)

楽しい!楽しい!と言い続ける日々でした。

 

今思い返しても相当空気の読めない人でした・・・。

 

でも、敢えて、その道でプロになれるよう
人の目を気にしないようにしていた面もあります。

 

この時期にそばに居てくれた友人は、

本当に、本当にかけがえのない宝物です。

 

忙しくなってなかなか会えなくなってしまったりもするけれども、

本当〜〜〜〜〜に大事な宝物です。

 

 

 

今、時たま数学カフェという数学の勉強会を開いていますが、

やっぱりその時の素敵な思い出が根底にあり、

数学について語り合う仲間の姿を見て研鑽しよう!
という元気をもらえる場にしたいと思っています。

 

今は社会人になり、数学に殆ど触れられない生活になってしまいましたが

今日は久しぶりに昔の気持ちを思い出し、

とても懐かしい気持ちになるとともに、改めて、邁進しようと思うのでした。

 

 

長々と読んでくださりありがとうございました。

私もこうして書くことが出来、とてもよい振り返りになりました。

 

 

 

 

はじめまして。

最近、論理的な長文をあまり書かないので
頭の衰えを感じるこの頃です。

周りの皆さんを見習って、

  • わかりやすく
  • 論理的に

文章を書く習慣をつけようと考えて、

ブログをつけ始めることにしました。

 

継続的にブログを書くことには、次のようなとてもいい効果があると感じています。

  • 内容のある投稿をしようとすることで、深く学ぶ習慣がつく
  • 多量の情報をまとめることで、長文を構造化して書く能力が身につく
  • 伝える相手を意識することで、さらなる内容の理解に繋がる

また、上記を繰り返すことで、アウトプットのスピードも上がると考えられます。

日頃あまりアウトプットの習慣がない自分ですが、

ここで喝を入れて、さらなるレベルアップのために

ブログに挑戦していこうと思います。

 

内容は様々なトピックに渡ると思いますが

基本的には数学について書く予定です。

  1. 面白い数理モデルの紹介
  2. 純粋数学の話
  3. その他サイエンスにまつわること
  4. 人間関係について思うこと
  5. 心のあり方について

などなどが主な内容になると思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。